Blue Mountains Blog

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川崎散歩 -老舗焼鳥「貝屋」 *2019/3/1で閉店*

ジェイです。

 

NDA守秘義務を履行することを約束する契約書- Non-Disclosure Agreementの頭文字を取ってNDA。でも、僕の仲の良いお客様は、

「飲んでも大丈夫アグリーメント(Nondemo Daijoubu Agreement)」

だと常々仰っています。俺たちにはNDAがあるから大丈夫ってことは、つまり僕はこのお客様にとって、お仕事の枠を超えて個人的に飲んでも楽しい奴ってこと。そう思っていただけるのはセールスを生業にしている僕としてはとてもありがたいことです。

 

ということで、川崎にやってきました。小学生の頃は「公害」の街だと学んだんですが、大人になってこの街は「大人のTDL」なんだということを知りました。どうでもいいか。

 

貝屋。今年で創業71年目に突入する超老舗。

 

 

焼鳥屋さんなのに「貝屋」。なぜか?御年70歳の看板娘であるおばあちゃんに伺ったところ、もともとは貝串を扱っていたことに由来しているとのお話。70年前は川崎の海もキレイで海鮮もたくさん採れたってことですな。人に歴史あり、店に街に歴史あり。

 

では食べましょう飲みましょう。「とりあえず生」でスタートして、お客さん(貝屋歴20年の常連)のオススメに従ってスタート。このレバー串、なかが「生」で、ビールと合わせて生三昧。激ウマ。

 

右端にあるのが「なんなん」という名前の串。聞いたことない部位だなってことでお店の看板娘(70歳)に再びクエスチョン。すると「いろんな部位のものを集めた串で、いろんな味がするから『なんなん、これ?』ってなって『なんなん』なんよ」と。なるほど、人に歴史あり、料理に歴史あり。

 

ネギ、激ウマ。ネギ侮れない。塩が特別なの??

 

この日は雪が舞う夜だったので熱燗。徳利お猪口かと思ってたのに運ばれてくるコップ。そしてやかんで温められた酒を運んでくる看板娘(70歳)。意外な展開でやられました。そして美味いときたもんだ。

 

 

もも肉。肉汁ってこんなに素敵な味がするんだね。レタスを肉汁に浸して食べたらパラダイス銀河

 

普通のサラダとサウザンアイランドドレッシングかと思いきや、なんか違う。美味い。酔っ払っているのか?ところで、インドカレー店で出てくるサラダにかかっているキャロットドレッシングってむちゃくちゃ美味いよね。あれ、自分で作れないかしら。

 

そして「皿」とお店で呼ばれているメニュー、ポテトチーズ皿。これまた美味いんだわ。

 

なんでもご主人の強いこだわりもあって、いい肉しか仕入れないため、注文しようにも用意がないメニューなどもあったりするらしいのですが、そんな隠れキャラ感があるのも魅力的。ちなみに串は3本ずつ注文必須なので、お一人様だと食べられるメニューが限られちゃうから要注意。

 

超老舗だけあって、老練なサラリーマンたちが多く集っている店内。流石に女性はちょっと入りにくいのかななんて思っていたら、ひとりでふらっと入ってくる女性客も結構来るじゃないですな。いかにも川崎っぽい女性もおられましたが、OLっぽい方もチラホラ。カウンター席で一人酒ってのももしかしたらいい出会いのチャンスかも!?

 

ごちそうさま。今度は個人的にも使わせていただきたいと思います。

 

追記:

惜しまれつつも2019年3月1日で閉店をされてしまったようです。良いお店がなくなっていくのは寂しいものですね。

 

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