Blue Mountains Blog

Always look on the blight side of life!!

地図上旅行部の思い出

ジェイです。

 

先日、とあるフォロワーさんがTwitterにて呟いていた「地図上旅行クラブ」という言葉が私の郷愁を誘いました。

 

地図上旅行部

 

私も小学校の頃にこのクラブ活動に従事していたのです。

 

どんなクラブ活動なのかというと、社会の授業で使う地図帳(帝国書院)と全国時刻表(交通新聞社)を使って日本全国を旅するのです。まさに文字通り、地図上で旅行をするクラブ。

 

もう根暗感満載な感じに見えるでしょ?そう、その通り。とても根暗です。男の子しかいませんでしたし華やかな要素は全くなし。

 

でもものすごく楽しい。だって学校で使っている地図と、クラブ用に用意してもらった時刻表だけで日本全国どこにでも行けるんだから。まさに夢のような時間を過ごせるというわけです。

 

旅行の目的地を決め、そこまで最短ルートで行くもよし、途中観光地で過ごしてみるのもよし、そんなことを妄想しながら時刻表を指でたどるという、言うなればものすごく根暗なクラブ活動です。

 

そんなことを小学校のクラブ活動としてやっていたというのも時代なんでしょう。だってインターネットでいくらでも世界中の状況を調べられ、電車の乗り継ぎにしても無味乾燥にネットで簡単に検索できる今、こんなクラブ活動は成り立たないんだろうなって思います。ちなみに10歳になる娘に聞いてみたら「時刻表?」ってところからですからね。もちろん今でも交通新聞社から時刻表は毎月発行されているわけですが、スマホで最新版且つ遅延情報も含めて調べられる昨今、ほとんど必要ないですもんね・・。

 

時刻表といえば、大学1年の頃に青春18きっぷをつかって北海道旅行をしたのも楽しかったなあ。あの時も「地図上旅行部」での経験を活かして、ポケット時刻表のページを繰りながら様々なシチュエーションを想定しながら旅程を組んだものです。駅のベンチで寝袋に包まって夜を明かしたり、乗り継ぎまでの限られた時間にその街の魅力を知るべく走り回ったり、あのメンタリティは出張族となって世界を駆け巡る様になった今でも健在かも。

 

三つ子の魂百まで。

 

使い方間違ってますが、若い頃に経験したことって大人になってもしっかり引き継がれるもんですね。

 

(追記)

最近、マインドフルネスについての書籍を読んでいるんですが、旅先についての想像(妄想)を膨らまし、さらに実際に旅先に行った時に貪欲に様々な事柄を吸収しようという姿勢って実はものすごく大切なものなのでは無いかなと思う次第です。子供の頃にはあったけど、大人になると影を潜めてしまう未知への果てなき好奇心が日常生活のマインドフルネスな活動につながるのではないでしょうか。

 

ここ最近、仲間内で「散々いろんなところに行ったから海外出張が苦痛でしか無い」という話をよく耳にします。私は今でも海外出張はとても楽しみで、仕事はもちろんのこと、訪れたことがない国に行くことはもう喜び以外の何者でもない。「ヨーロッパはどこも同じだ」なんて言う人もいますが(まあなんとなくわかる)、やっぱりそれぞれの国にそれぞれの魅力ってあるし、同じヨーロッパでもこんなに違うのか!って面もあったり、好奇心のタンクはいつまでたっても一杯になりません。

 

幼少期に地図上旅行部で培った、まだ見ぬ土地への憧れや焦燥感は、アラフォーになった今「マインドフルネス」と言う以前からあったものの最近脚光を浴びてる言葉になって私の目の前にやってきました。がってんがってん。

 

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