Blue Mountains Blog

Always look on the blight side of life!!

出張族という生活

ジェイです。

 

最初の転職を契機に、出張族としての生活を初めて19年目になりました。2年だけ勤めた最初の会社では出張は2回(東京と大阪)。あの頃も「うひょー!会社のお金で遠くに行けるなんて幸せ!!」って思っていましたが、その思いは19年経った今でもほぼ変わりなく、未だに「おー、今度はあの街(あの国)に行けるのか。うひょー!」ってなります。

 

もちろん出張(お仕事!)なので、大変なことも多々あるわけですが、さすがに19年もこんな生活を送っているといい感じに「抜く」部分も作れるわけでして、そんな抜いた状況でその街(その国)を満喫することを心がけている次第です。

 

  1. 出張族とは
  2. 出張族の楽しみ
  3. 出張族の辛いところ
  4. 総括

 

<出張族とは>

勝手な定義ですが、まずは出張について定義しておきます。

 

私が「出張」という言葉を使うときは「普段通っているオフィスから直線で100km以上の移動を伴う外出」を指しています。これは出張族としてデビューした最初の転職先の社内規定がベースになっていて、おそらく多くの日本企業ではこのような基準を採用されているのではないかと思います(後述の楽しみに続く)。

 

そして「出張族」とは「1ヶ月に10回以上の出張」をすることと定義しています。1ヶ月の業務日数はだいたい20-22日ということで、およそ50%程度出張をしているという状況になります。

 

少なそうに見えますが、これだけオフィスを開けるとなると結構いろんな業務に滞りがでてくるので、仕事のやりくりスキルを自ずと挙げていく必要が生じてきます。

 

 

<出張族の楽しみ>

1. とにかく色んな所に行けるし色んな美味いものを食べられる

まず第一のお楽しみはとにかく色んな所に行けることでしょう。私の場合は幸いにして海外に行く機会にも恵まれているので、国内国外問わず色んな所に会社の経費で行かせていただいています(ありがたやありがたや)。そして色んな所に行ける=色んな所の美味しいものを食べられる!さらに色んな所の名所を訪れることができる!って素晴らしいこと尽くし。

 

参考までに、https://my.flightradar24.com/ というサイトで今の会社に転職してからの全フライト情報をログっているのですが、2013年7月から現在までで171フライト(地球17.2周分)しているようです。

 

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でも残念ながらこんなに飛んでいるのに個人的な用事(出張ならぬ旅行)でのフライトはたったの14回のみ。社畜ぶりが半端なくて悲しくなりますね。

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ちなみにこのサイト、地図上でもフライト履歴を表示してくれます。こうしてみるとほんと西へ東へ忙しく過ごしているもんです。

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2. 飛行機や新幹線に飽きるほど乗れる

上記の通りですが、とにかく長距離の移動になるので飛行機や新幹線にたくさん乗れる機会ができます。もちろん車で移動されている方々も多くおられるのでしょうが、100kmを超える移動となるとやっぱり公共交通機関の方が時間も読めるし、移動中にお仕事ができたりリラックスできたりとメリット多いと私は思ってます。

 

飛行機の場合、たくさん乗ると「フリークエントフライヤープログラム」といういわゆる上級会員になれるので、ヒエラルキーを猛烈にプッシュしてくる航空業界においてはとても悦に入れるのでオススメです。

 

3. 出張手当でお財布ホクホク

私が勤務するいわゆる「外資系企業」においては、出張手当という考え方があまり一般的ではない為、現在はなーんの恩恵もありませんが、私も以前日系企業に勤務していた頃には「出張手当」を手厚く頂いていました。当時の記憶を遡ると下記のような感じ。

  • 出張日当   2000〜4000円(役職により異なる)
  • 宿泊手当   9000〜12000円(役職、出張エリアによって異なる)

例えば、都内から大阪に宿泊を伴う1泊2日の出張をした場合、2日間の出張日当が4000円、安めのビジネスホテル(1泊5000円)に泊まると宿泊手当が9000円ー5000円=4000円になり、合計でなんと8000円!!一度の出張でこんなにもお金が溜まってしまうのです。当時はこのお金を使って地方オフィスの若手を集めて食事に行ったときの支払いに充てがったりしていたものです。

 

でも最近は宿泊については実費精算というところも増えているようで、5000円のホテルに泊まったら5000円精算という明朗会計がスタンダートになりつつあるようです。世知辛いですね。

 

ちなみに、私が昔働いていた会社では海外の場合のが日当が手厚く、長期間の海外出張に出るといわゆる出張成金が多く発生していました。

  • 出張日当   $50-$70(役職により異なる)
  • 宿泊手当   $150-$200(役職、出張エリアによって異なる)

私はよく2週間ほどの全米横断出張なんてものに駆り出されていたので、その当時はまさに出張成金になって豪遊していたものです。懐かしいな。

 

<出張族の辛いところ>

1. 家族になかなか会えない

やっぱりこれでしょう。月の半分くらい出張に出ていると単純に家族(もしくは恋人など大切な方)と過ごす時間が少なくなります。単身の方はOKかもですが、まあボディーブローのように効いてくるものです。

 

2. 仕事がたまる

移動時間に積極的に業務をこなすという強い意志がある方にとってはなんの問題もないのですが、私のようなヘタレは出張が続くとかなりのお仕事が溜まっていきます。PCとスマホがあれば大概のお仕事は片付けられる!とは言うものの、社内ネットワークに入らないと進められないお仕事も結構ありますし、落ち着いて考えないといけない重要な資料や提案、こちらはアッパーカットのようにどすんときます。

 

前の項目で書きましたが、出張先では各種誘惑が諸手を挙げてみなさんを待ち構えているわけです。また移動中は当たり前のようにビールやハイボールを飲みたくなるものなんですよね。もうだめ、お仕事なんて絶対できない。

 

3. 疲れる

当たり前だけど出張が続くととても疲れます。更に時差のある海外への渡航、長時間のフライト、もう疲れないのがおかしいです。ロボットかっつーの。

 

<総括>

で、結論なんですが「出張は楽しい」かな。大変なこともありますが、大変なことがあるからこそスキマ時間に満喫する行く先々の街(国)。心に余裕を持っていることが重要かと思いますが、せっかくの旅(敢えて旅という言葉を使います)なので思いっきり仕事もフリータイムも満喫しないと損ですよね。

 

いわゆるマインドフルネス出張とでも言いましょうか。世の中ではマインドフルネスと言う言葉は「極度の集中状態」のような意味で用いられていますが、ワタシ的には「自分自身の感覚(五感)をフルに開放していまその瞬間を満喫すること」だと思っています。せっかくの旅先(出張先)です。変に斜に構えたりしないで、毎回毎回新鮮な気持ちで街を眺めてみると新しい発見があるかもしれません。そんなに何度も何度も行く機会がない場所かもしれないんだから、少し早起きしたり、お仕事頑張ってスキマ時間を多めに作ったりして、その土地、その空気、匂い、色、全てに五感を開放したらものすごく楽しめると思います。

 

ちなみにいわゆるマインドフルネスと言う言葉はこういう意味です。ご参考まで。

www.motivation-up.com

 

今週は珍しく出張なし。次の出張は来週の京都。どんな美味しいもの食べようかしら?