ドイツ出張 -グルメレポート
ジェイです。
ドイツから無事帰国しました。先週はちょうどロシアからのやってきた極寒の風による大寒波にヨーロッパ全土がヒーヒー言っていたという、ある意味ラッキーウィークに出張がぶち当たってしまったわけで、ほぼ終日気温が氷点下を上回ることがない毎日。
そんな環境下でのお仕事でしたので、身体的にはとても応えましたが、そんな時だからこそちゃんとしたものを食べないとってことで、2度目のニュルンベルクを満喫してきました。ってことで、ちょっとだけですが食レポとしてまとめておきます。
まずは月曜日に零下15°の極寒の地ミュンヘンから電車でニュルンベルクへ。今回、初めての長距離電車での移動だったのでが、「ドイツは鉄道網がしっかりしているし日本のように時間に正確」という、特になんの根拠のない思いが全く間違っていることを知らされました。
DB(ドイツのJR)のチケットは日本にいる時に事前購入済み。ちょっとお高いですがFlexタイプ(Flexpreis)を購入しておけば時間変更もできるので安心。
ミュンヘン中央駅(Hbf)出発時間に合わせてホテルからS-Bahn(地域ごとの鉄道網)の駅に向かったところさっそく電車が来ない。プラットフォーム上に流れるドイツ語のアナウンスとそれを聞いた途端に「またかよ」って感じで外に向かう人々。でも、ドイツ語は全くわからないので正確な状況はつかめないジェイさん。
まだ時間はある・・・しかしこまった。切符買っちゃったしどうしたものか。電光掲示板には電車の時間が表示されている。でもその下に何か謎のドイツ語のメッセージが流れている。あれはもしかして運休とか書いてあったりするのか!?
仕方ないので3回目くらいのアナウンスの後に、ベンチに座っている人に話しかけてみたら「あー、離れた場所でトラブルがあったみたいで電車は30分くらいは来ないみたいだね」と普通の対応。マジか!
仕方なくホテルに戻ってからタクシーで中央駅へ。やれやれ。とんだ出費だぜ。でも、このお陰で同じ業界で働いているハンガリーの会社のスコットランド在住のお偉いさんと親しくなることができました。これも縁ですな。
そんなこんなでミュンヘン中央駅着。日本の駅と違ってヨーロッパの大きな駅って無茶苦茶オープンなんだよなあ〜。特にドイツは切符を改札の機械に入れるという行為がほぼない(一応改札というか機械は設置されているけど)ので、もうほんとみんなが自由に動き回っている感じで結構なカルチャーショック。
ここで一旦スコットランド人と分かれて、ドイツといえばの「パンにただソーセージを挟んだだけのホットドッグ」をランチ代わりに。うん、悪くないけど良くもない。ソーセージのチョイスが悪かったかも。
ミュンヘンからニュルンベルクはICE(Intercity-Express)にて移動。普通に行けば1時間ちょっとくらいの行程ですが、またもや洗礼。乗車予定だったICEだけが来ない。その前後の列車は定刻通り出発していったにも関わらず、私が乗車予定だったやつだけ来ない・・・またもやドイツ語のアナウンスとともに「またかよ」って感じの人々で溢れる零下10度以下のプラットフォームで待つこと40分。悪びれることなく電車がやって来ました。
予約済みのチケットはそのまま使えるということで、1等客車の個室にてビールタイム。出国前に受診した人間ドックで尿酸値の上昇を指摘されたばかりなので控えるべきなんですが。でもドイツに来たらビール飲みたいよね。うん美味い。
予定よりもがっつり遅れましたが、余裕を持ったスケジューリングをしていたので後の予定への影響はなし。よしよし。しかし、ドイツの鉄道はよく遅れるんだなということがよくわかりました。さらに、「日本の鉄道は日本好みのアナウンスだから不案内!」という声を(特に日本をディスるのが好きな日本人達から)よく聞くのですが、ドイツだって全部ドイツ語でこんなの分かりっこないよね。せめて英語で流してくれればいいものを・・ってことだったので、日本もそんなに卑下することないと思います。
まずは個人的には3回目の訪問となったこちら。ソーセージというかドイツ料理のお店Bratwursthausle。
満腹酔々で外に出ると零下13℃。一気に酔いも冷めました。
ニュルンベルク中央駅(Hbf)の佇まいがもうたまらない!
次のお食事。本当はBarfußerという醸造所兼ビアホールに行きたかったんだけど、あいにく機械の故障で休業中だったので、目に止まったこちらのインド料理レストランで。
本当は行きたかったビアホールBarfußer。
そしてお世話になったインド料理レストランSangam。
結論から言うと。なかなか良かった。でも調子のいいインド人ウェーターの言葉に乗せられて明らかに注文しすぎちゃったかな。個人的には大好きなホウレン草カレー(ラム肉)と定番バターチキンカレーが良かったかな。ビールももちろんナイス。
最終日のディナーの前は、ちょっと時間があったので街を散策。こちらはSt. Lorenz教会。荘厳な雰囲気。たまりませんな。
ブラブラし疲れたのでこちらDas Mohrでビール休憩。
そしてディナーはこちらHeilig-Geist-Spital。またもやドイツ料理レストラン。なんでもこの建物は上の方が老人ホームになっているようです。味は結構大味 :(
帰国の日。この日はなんの予定もないのでフライトまでゆっくりと街散策。まずはニュルンベルクに来たら欠かせないDB Museum(ドイツ鉄道博物館)に行って鉄分を補給してきたのですが、こちらは別の記事にてアップデートさせていただきます。
気温は相変わらず零下のままですが、晴天なので景色は最高。
St.Sebald教会。
クリスマスマーケットにあるFrauenkirche。
そして最後はSankt Klara。
電車に乗る前に腹ごしらえ。最後はカジュアルなイタリアンVapianoで。
このお店、ドアを開けるとカードを渡されます。注文は各人がカウンターに言って食べたいものをお願いする学食スタイル。そして目の前でイタリア人と思しきイケメンたち(とフツメンたち)が調理をしてくれます。
アツアツに熱せられたオリーブオイルに放り込まれたニンニクの香ばしい匂い、そして手際よく調理されるペペロンチーノ。これはもう完全に絶品の予感。そしてバーカウンターで入れてもらった1パイントのPils。今回の出張最後のランチとしては文句なしのこの見た目。
でもね、びっくりするくらい美味しくなかった。麺が・・・・・・ね。ま、仕方ない。
ニュルンベルク中央駅地下の壁画。素敵やん。
帰りのICEも見事に1時間遅れ。そしてさらに、ミュンヘン中央駅からのS-Bahnも30分遅れで、空港到着がフライトの約1時間前でかなりドタバタでしたがなんとか帰国できました。
もうドイツの鉄道が正確だなんていう、なんの根拠もない思いはすべて消し去りました。