イギリスの自転車事情
ジェイです。
今回はイギリスの自転車事情について書いてみたいと思います。そうは言っても、イギリスに暮らしたこともなく出張で20回ほど訪問しただけですし、ほぼほぼロンドンとケンブリッジでしか時間を過ごしたことがないので、完全なる個人的見解ではありますが、まあ勝手気ままに何でも書ける(もちろん他の人を不快にさせない内容限定です!)のが個人ブログの良いところなので書いちゃいます。
なんで最近自転車がアツいのかについてはこちらの記事で振り返っていただければ幸いです。
さて早速自転車事情ですが、初めてイギリス・ケンブリッジを訪問したときに、その多さに非常に驚かされました。街中にあふれるサイクリスト、それも日本でよく見かけるママチャリではなくクロスバイクや折りたたみ自転車のような小径車たち。更に自転車の後ろに取り付けて子どもたちを運ぶキャリアのようなものをつけた変わり種自転車・・。とにかくその量がすごくて驚きました。仕事柄、中国を訪問する機会も多くあったのですが、あちらと比較するともちろん少ないものの、自転車大国だとは想像していなかったのでびっくり。
そして更に驚いたのが、自転車が走れるようにちゃんと道が整備されている箇所が多いということです。日本だと歩道を走る自転車が圧倒的に多いですが、イギリスでは車道の脇に作られた自転車専用レーンを走る人が大多数。ただ、ケンブリッジのような古い街ではあと付けて用意をされたのか、レーンが非常に狭い場所も多くあり、車道は結構な密状態ではあります。それでも自転車がある種の地位を獲得しているからなのか、自動車がちゃんと自転車を優先しているような雰囲気は感じられます(もちろんドライバーによって、そのあたりの感覚は異なるんでしょうけどね)。
ケンブリッジは田舎街なので、駅前にも大きな自転車駐輪場があるためそちらに自転車を止めている人たちが多かったですが、中には折りたたみ自転車にてロンドン方面に出勤される人々も多く見かけました(ケンブリッジーロンドンは鉄道で45〜1時間ほど)。まれに、クロスバイクをそのままの状態で客車に持ち込んでいる人もいたり、なんだかなんでもありな雰囲気です。日本の場合、輪行(自転車を鉄道内に持ち込んで移動)する場合には、自転車をちゃんとバッグ(輪行袋)にしまう必要がありますが、イギリスではそういったルールがないのかもしれないです(もしくはルールはあるんだけど運用上守られていない可能性もあり)。いずれにせよ、自転車を車中に持ち込んで通勤というのは、数はそれほど多くないにせよ、それなりに見かける風景ではあります。
更に驚くのが、ロンドン市内の大きなターミナル駅には当たり前のように用意されている「駅構内」の駐輪場。利用者の声を聞いたことはないのであくまでも想像ではありますが、おそらく通勤時にロンドンまで電車でやってきて、駐輪場に止めてある自転車にまたがってオフィスまで行き、帰りはこの駐輪場に自転車を止めて自宅にという生活をされているのかなと。ロンドンは地下鉄(UndergroundもしくはTube)やバスが発達しているので、何処にでも移動は可能ですが、日本とは異なりよく運転中止になっていたりしますので、そういった不便を避けるために自転車での通勤を選んでいる人が多いのかも?と想像しています。
それにしても広い駅構内に並んでいる自転車たち。個人的にはとても絵になる風景だなあと思っているんですが、これは僕が海外にかぶれているからでしょうか。
ロンドン市内にはレンタルバイクが至るところにあります。アプリをダウンロードして簡単に利用できるらしいのですが、以前挑戦してみたけれどもうんともすんとも言わない状態になってしまったので未体験のまま。コロナの状況が改善されて、海外出張ができるようになった暁にはぜひチャレンジしてみたいものです(自転車乗れたら絶対楽しいし便利なはず!)。
その他の自転車がある風景としては、自転車に手を加えて広告に仕立てているというものです。これも街中でよく見かけます。日本だったら放置自転車として撤去されちゃうだろうからNGになるでしょうが、こういうのも絵になっちゃいますね。でもそう思うのは僕が海外にかぶれているからでしょうか。やっぱりそうですか。
ちなみに中国版もあります。特にケンブリッジは大学の街なので、中国人留学生が多く住んでいるってのも影響ありかもですね。
今週金曜日についに納車予定のブロンプトンを持って、イギリス出張ができる日は来るんでしょうか?ワクチン接種も無事に終わり、世界がノーマルに戻った暁には必ずや実行してみたいと今からワクワクしています。
おすすめの本です。読むと必ずおりたたみ自転車欲しくなっちゃうので要注意!
まったり自転車について知りたい方はぜひ。