東京散歩 -神楽坂のイタリアン「Diritto」
ジェイです。
走りながらいつも考えています。なぜ冬の寒い朝、どんなに疲れていても早起きしてまで走るのか。
「美味しいものを食べたいから」
そう、それに尽きる。
ということで、今回はお客様夫婦 のご招待を受けて、神楽坂にある「Diritto」というイタリアンに伺いました。神楽坂自体、めったに足を運ぶことがないエリアなので、もちろん初めてのお店。ご招待くださったご夫婦がお気に入りで何度も足を運ぶ素敵なお店との話を聞いていたので自ずと期待が高まります。
ちょっと体調を崩しかけているところだったので、マツキヨでユンケルと葛根湯を仕込んでからお店へ。牛込神楽坂駅近く、早稲田通り沿いの雑居ビルの4Fがお店。
こじんまりとした素敵な雰囲気。ご夫婦で、いつもこのお店でディナーを楽しまれているお客様がとても羨ましい。本当のお金持ちってのはやっぱり違いますな。
お料理はコースで。この日のメニューはこんな感じになっておりました。
前菜は大根にジェノベーゼソースを添えた小皿。ホクホクに柔らかく煮込まれた大根にさっぱりとしたソース。美味い、むちゃくちゃうまい。
続いてホタテのカルパッチョ。これまたむちゃくちゃ美味い。「腹を満たしたい」という目先の欲求に負けて、ラーメン博物館のラーメン食べ、身体をいじめ続けている自分が情けなくなるくらいにお上品で美味い。こんな素敵な料理を食べていたら、きっと200歳まで生きられるんじゃないかと思う。
赤ワインはちょっと苦手なので、ワインは白で。「ドライなものを」とお願いしたら、ピタッと好みの味のワインを選んでくれるソムリエの方の才能に脱帽。素晴らしいソーヴィニヨン。
お料理。「百合根のスフレ風オムレツ」。どんなものが出てくるのだろうと思っていたら、僕の想像を裏切るなんともファンシーなものが。白トリュフソースの絨毯の上にそっと佇む黄色いファンシー。恐る恐るフォークを刺すと、まるで朝の品川駅で電車からどやどやと出て来るサラリーマンたちのように、容赦なくとろけだす卵。美味い!こんなお上品なオムレツは食べたことがない。百合根もホクホク、とろける卵、白トリュフ!
イカスミパスタは、麺にイカ墨を練り込んであるのでお歯黒状態になることもなく安心して食べられる気遣い。
そしてこのラザニア。春巻きのようにラザニアの皮で包まれて僕の前にやってきました。パリッとした皮にナイフを入れると、中には旨みたっぷりのチキン。ラブリー。
メインは黒毛和牛のフィレ。赤身肉なのにこの柔らかさ。赤身肉って硬いもんじゃないの?ねえ、普通硬いでしょ?アムアムアムアム何回も噛まないと飲み込めないものでしょ??
デザート(イタリアンっぽくドルチェ)は「苺とバニラジェラートのズコット仕立て」。ズコットなんて言葉、生まれて初めて耳にしたけどな。ズゴックのプラモデルはシャー専用も量産型も作ったことあるけど。
とにかくとても満足できるお料理、ワイン、そしてなによりご招待くださったお客様夫妻との楽しい会話。
素敵な夜をありがとうございました。